Lily58を無線化した話
元々もってたlily58の話
半年くらい前に自作キーボードってやつを知って分離式のキーボードに興味を持ったので試しに作ったんですがそのときに買ったキットがLily58 proでした。
(今は新しいのが出てますね)
自作キーボードに使われるpro microってやつがあるんですがそいつのUSBコネクタ部分が結構もろくてグルーガン等で固定するのが一般的なんですが大して調べなかった僕は何もしなかったので見事にもげました(悲しい)
それ以来そのうち直そうと思ったまま放置してたんですがふと直すついでに仕事用のPCで使うために無線化してみるかと思い立って無線化したんでそのときの話。
懇切丁寧に説明書いたりするつもりもなければ作業中の画像とかもないのでそういうのは期待せずにどうぞ。
色々買った
通販した
まず無線化するためにはbluetooth対応のmicro proの互換ボードであるBLE Micro Proが必要なので両手分で2つ、無線化したら電源が必要なのでBLE Micro Pro用の電池基盤を2つの計4つをのぎけす屋さんのほうで購入しました。
ただ買ったはいいもののコイツが無いことに気づいてもう通販めんどくせぇと思ってアキバに行って買うことにした。
アキバいった
自作キーボードといえばという感じの遊舎工房さんで↑のやつとついでにキーキャップが気に入ってなかったのでこれを買った。
あとお家にあったはんだごてが小学生の頃からあるやつでサビサビな上にスタンドとかもしょぼいのしかなかったので新しく購入した。
あとは鉛フリーのはんだとハーネステープとピンセットと電源タップと色々購入した。
結局また通販した
よく考えたら使うのは仕事用のPCだけどうまく出来てるかとかを私物PCでやらなきゃと思ったらデスクトップにbluetoothついてないのでアダプタ必要だった。
後述するがテスターが必要になったので買った。
作った
はんだつけた
(この段階ではアダプタとテスタがない)
とりあえずはんだ付けが必要そうなところにはんだ付けた。
USBは動いた。USBから給電されてる状態だとスマホに接続してキー入力を確認できた。(ただし左手だけ)
無線化した際の仕組みとして左手がmaster,右手がslaveになるんですが左手と右手両方はだめだった。
右手を左手と同じ設定(master,左手設定)にするといけた。
USBから給電してない状態、つまり電池からの給電だとだめそうだった。
ただ給電出来てるかをチェックする方法が無いのでテスターを購入した。
テスターさまさまの回
テスターが届いたのでまず電池基盤から給電が上手く言ってるのか調べた。
結果はアウト、スイッチをオンにしても電圧が足りてなかった(しかも両方)。
- 左手側で起こっていたこと
- コンデンサのはんだ付が甘かったはんだをモリモリしたら解決した
- 右手側で起こっていたこと
- どうもBLE Micro Proとの接続部がおかしそうなのでガチャガチャやってみたが直らない。どうやら色々試してるうちに回路が逝っちまったらしい。ただスイッチを使っていたのでスイッチ側が生きていたのでスイッチからケーブル引いてきてはんだで付けたら動いた。
サクッと書いてるけどめちゃくちゃ試行錯誤したので基盤がボロボロって感じです…
まだうまくいかない
電池からの電源供給でもつながってキー入力もできるようになったが未だ左手が効かない。
最終手段であるDiscordで聞くを使った。BLE Micro Proの設計者であり購入したのぎけす屋を運営しているせきごんさんから直に対応頂いた。
どうも書き込んでいる設定ファイルがおかしいかもということで確認したところ本来書き込まれるべき値ではない値が書き込まれて右手側のキーが無いことにされていたことが問題でした(たぶん今は修正されている)。
動いた!
こうすればよかったとか
- はんだごてのこて先が太い
- ちゃんと細いの使おう、気を使わなくて済むぞ!
- テスターは最初から用意しよう
- 有線だったら最悪キーが効かない箇所とかなんとなくわかるけど電池基盤は無理
- BLE Micro Proにコイツをはんだ付けしてしまった。
- Pro Microははんだ付け必要だったけどBLE Micro Proは要らないって説明を読み飛ばしてました。ちゃんと読みましょう
こんなかんじになりました
買ったキーキャップは数字キーがないので前の流用中
今後
一旦満足したししばらくはまた作ることはしないかなと思いつつスイッチとキーキャップがまだしっくり来てなかったりするのでまた半年1年したら新しいの作るか今のやつをガッツリ変更するかしそう。
ただ電池基盤が電池の出し入れがしづらいという問題があるので次に電池を変えなきゃいけないタイミングでいい感じに変えれればいいなとは思っている。
終わりに
分離式でケーブル無いのは正直楽だしお金と手間はかかったけど満足感はあった。
自作キーボードはほんとに沼だけどやっぱり何かを作ったりカスタマイズするのは楽しいので多分沼に浸かっていくんだろうなって感じ。